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人生一度きり。バンコク・日本・育児いろいろ。

【バンコク育児】年に一度の歯科・小児科相談会【日本人会・JMOF会員優先予約】

สวัสดีค่ะ🇹🇭

 

さて早速ですが、2月に育児関連のイベントに参加してきたのでその感想とともに紹介します✨(もう1ヶ月近く前だ…時が経つのは早いですね😂)

 

歯科・小児科相談会

日本人会主催 歯科・小児科相談会並びに講演会開催のお知らせ 2月9日(金)~2月11日(日) – タイ国日本人会

チラシ

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 場所は皆さんご存知のサミティヴェート病院スクンビットです。

 

下記2団体によって運営されています。

JOMF(一般財団法人海外邦人医療基金

当「海外邦人医療基金」は、1984年に純民間の財団法人として設立され、主として民間各社の出資金(寄付金)及び会員企業の年会費に基づいて運営されています。
基金は、企業関係者をはじめ外国に滞在している方々の医療面でのお役に立つべく、海外医療情報の収集・提供などさまざまな活動を行っています。

基金は昨年より内閣府公益認定等委員会に対し一般財団法人への移行申請を行っておりましたが、この度、同委員会の認可を得て、平成25年4月1日より財団法人から一般財団法人に移行いたしました。
今後も、弊基金の設立目的である海外在留邦人の医療不安解消に向けて取り組んでまいる所存でございます。
引き続き皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(当団体HPより, 基金について | JOMF:一般財団法人 海外邦人医療基金

海外在留の日本人の医療相談をメインにサポートをする団体のことのようですね。

 

バンコク日本人会

タイ国日本人会は大正2年(1913年)9月に設立され、来る2013年には創立100周年を迎える世界でも稀な長い歴史を持つ日本人会です。海外でも最大規模の日本人会と言われています。
初代会長は三谷足平氏、現在は島田厚氏51代目となります。

1987年8月にサートンロードのサートンタニ・ビル1階(723㎡)を購入して本館を開設し、
日本食レストラン、図書室、各会議室等を設備しています。そして、1997年2月には会員からの要望に応え、日本人が比較的多く居住するスクムヴィット地区に、日本人会別館(550㎡)を開設して、多くの利用を頂いています。子ども図書館、一般図書館があり、「バンコクすくすく会」や各同好会活動で利用頂いています。多数の同好会・サークルがあり、活発に活動しています。各同好会ではタイ側との対外試合などの交流も数多く行われています。

(当団体HPよりタイ国日本人会について – タイ国日本人会

バンコク在住の日本人であれば日頃から利用している方も多いのではないでしょうか。筆者も会費以上に利用しまくっています。

 

 歴史のある団体が主催するイベントなので内容も充実してそうですね。

 

ではでは、本題に入ります。例年2月の初旬ごろに3日間に渡り開催されるこのイベント。筆者は昨年に続き2度目の参加で「育児個別相談、小児・成人歯科相談、子育て講演会」のフルコース参加でした(°▽°)

 

まず予約方法と当日の流れについて。

 

予約方法

まず予約対象者ですが、「JOMFまたは日本人会会員優先です。非会員の場合、空きがあれば参加可能とのこと。もしかすると費用が違ってくるかもしれませんので非会員の方は事前にこのあたりも確認をしておいた上で申し込む方がいいかもしれません。

そしてホームページや案内チラシにあるように電話予約か日本人会別館窓口で申し込みをします。

3日間のうちどの日時で小児または歯科、または同日で両方の検診をするかについて、希望を言うと可能な日時を教えてもらえます。もちろん先生のリクエストもできます。講演会は初日だけなので参加する場合はその旨伝えればOK。

筆者は窓口で申し込みました。窓口に当日の質問票が置いてあるので記入してポストに投函で申込み終了。電話だと別日に記入することになると思われます。いつまでに記入するかについて、昨年2017年の際は1月中にポストに投函するように言われたので今回もすぐに提出しておきました。

 

受付開始日の午前中に行ったにも関わらず、窓口の方は電話対応に追われて大変そうでした。どんどん予約が埋まっていくのと質問票記入もあるので、ご近所に住んでいる方は直接窓口に行く方がスムーズかと思います。

 

 当日の流れ(我が家の場合)

筆者の場合は初日の講演会前に子どもの歯科・小児検診を終わらせるために朝イチで予約をとりました。

 

8:40 小児相談(元田先生)

9:40 歯科検診(田中先生)

10:00〜12:00講演会(榊原先生)

 

たしか小児相談の待ち時間は30分、歯科も同じくらいだったかと思います。問診票の記入があるので、予約の10分前には受付を完了する必要があります。

 

我が家の備忘録も兼ねて 、それぞれについての所感を書いていきますね。記憶違いもあるかもしれないので参考にされたい方はサラッと読む程度にしておいてください。

 

小児相談(元田先生)

まず、部屋に入ると沢山のおもちゃが置いてあります。息子は見慣れないおもちゃに大興奮!元田先生は普段はシンガポールで日本人向けの医療に携わっていらっしゃいます。患者の話をよく聞いてくれる先生だなと感じました。ちなみに女医さんです。

 

質問

1. 小さい子が癇癪を起こして壁や床に頭突きすることについて

意外と痛くない。あの音や感触が心地よくてストレス発散になる。痛そうだからとタオルなどを当てるのもいいが、不完全燃焼に終わるので何度もやっちゃうかも。放っておいてOK。歩けたり話せるようになるとうまく気持ちの発散ができるようになるのでやらなくなる。(確かにうちの息子はピタッとやらなくなりました。激しくやってたのは1ヶ月間くらい。そしてまた成長期や体調不良などになると復活…)

癇癪を起こした時に頭突きではなく他のやり方をするよう導くのも対策としては有りだが、より有効なのは「できることを増やすこと。」

2.独り寝ができない

生後数日からジーナ式を実践し、生後8ヶ月くらいまではベッドに転がせば朝までぐっすりだった息子。一時帰国や体調不良で添い寝をしているうちに独り寝ができなくなってしまっていました。

先生のアドバイス

1歳前後の子どもは立って歩くようになると日中は1人でできることを増やすために親に頼らず色々と頑張っている。だから、1日のどこかで親に甘えるなどしてリラックスする必要がある。そしてそれを本能的に行っているので、できれば受け入れてあげてほしい。ただし、親(特に母親)が負担に思ってストレスを感じるようであれば子どもに言い聞かせて納得させた上でその行動を取りやめることはしてもいいが、おそらく違う形で「甘える」ための行動が出てくるはずなのでしっかり受け止めてあげてねとのこと。
3.トイレトレーニングがうまくいかない

まずは現時点でおまるに座れていれば出なくても特に気にする必要無し。おまるや便器に座るのを嫌がる場合は、おむつの真ん中を切り取って(くり抜いて?)、おむつをしたまま排泄する練習方法もある。

4.ナーサリーに週数回預けようと思っているが何か気をつけることは?タイ語・英語での保育になるので特に言語習得が心配。

病気は覚悟しておいてください。とにかく鼻水はきっちり取っておくこと。それだけでも風邪の予防になる。言語については今よりは日本語習得のペースは遅くなるだろうが、時間はかかっても最終的に目指すレベルに到達さえすれば良いのでそこまで気にしなくてよいのでは?家で日本語で話すことを徹底するようにすれば十分日本語でもコミュニケーションがとれるはず。家で子どもとたくさん話してください。

 

あとは子どもの様子を見ながら、「この子は現時点で問題なく発達できています。」と太鼓判を押されて終了。特にテストのようなものはしませんでしたが、話しながらも子どもの行動一つ一つに「今はこういう気持ちなんだよね。」と声をかけながら観察されていました。希望すれば発達度のテストもしてもらえるのかな?

 

 歯科検診(田中先生)

埼玉の歯科医院の先生。昨年も同じ先生だったので今回もリクエストしました。この先生は最低限のことだけアドバイスをくれます。我が家にとってはこれがありがたい。

歯磨きがうまくできているか心配でしたが、今のところ問題なしでした。奥歯・前歯などパーツ毎に写真に撮ったり、虫歯菌の量を確認できるライトで診察してくれました。このライトは当イベント会場でも購入できます。受付に展示してあるので試しに使うのもOK。我が家は子ども用歯ブラシ(30バーツ)を購入しました。なお、この診察ではフッ素塗布のサービスはありません。田中先生いわく定期健診は年1回、フッ素塗布は3歳以降行うことをアドバイスしてもらいました。息子が3歳になったらこの相談会でフッ素塗布してほしいなぁ。

 

講演会(榊原先生)

「子どもの生育環境とその発達への影響」

まず、会場には乳幼児が遊ぶためのスペースが設けられていておもちゃも沢山ありました。子どもが騒いでもお互い様で皆さん気にせず話を聴いてました。ソファ席もいくつかあるので子どもにご飯を食べさせてもOKです。

 

講演された榊原洋一 先生はNHKのすくすく子育てにも出演されたこともあるお医者さん。日本国外の研究結果に基づいて色々な方面から分かりやすく説明してもらえました。筆者が気になった点だけさらっと書いていきますね。

 

1. トイレトレーニングについて

「誰のため」にやるのか。

子どもにとっては早かろうが遅かろうがどちらでも良い。(早くおむつ外しをしたいのは親の都合が多い。)

1歳台でトレーニングを始めるよりも2歳または3歳になってから始めるほうがおむつが外れるまでの期間は短い傾向にある。早く始めたからといって早くとれるとは限らない。

 

おむつ外しを始める条件(アメリカ小児学会)

  • 大人の真似ができる
  • 物をあるべきところにしまえる
  • 「イヤ」と言って意思表示ができる
  • トレーニングへの興味を示す
  • 歩行し座ることができる
  • 出る前に知らせることができる
  • パンツを下ろすことができる

 

おまけ知識

おむつが濡れると泣くのではなく、泣くと腹圧が上がり排尿が起こる。(小児泌尿器科の医師の研究)

 

2.食事について

 大人と子どもで食事で必要な栄養素の考え方が異なる。大人は「エネルギー補給のための食事」、子どもは「成長に必要な栄養を摂取するための食事」。国によっては食材の偏りが原因で離乳食で取り入れられる栄養素に不足が生じることも。 日本人の子供に不足しがちな栄養は
ビタミンD・鉄分。また、脂質は脳の発達に特に必要なので意識して摂取するようにとのこと


偏食は問題ない
全部の食材が食べられなくても気にする必要なし。大人はもっと偏食なんやし気にするな。必要な栄養素がとれていればOK。一度に食べられる量も子どもの体格などによっても変わるのでその子に合った量と回数与えてあげるとよい。

 

スマホ育児について

現代の親はスマホを上手に使って育児している。育児放棄して延々何時間もテレビやスマホをみせるのは問題だが、時間を決めて一緒に楽しみながら利用するのはむしろ良いことではないだろうか。

 

こんな感じで普段悩んでても病院行くほどじゃないし…って思ってたことなど色々と相談できてスッキリしました。

 

旦那さんが土日にいらっしゃるおうちは是非家族みんなで参加してみてください。旦那さんにも育児について知ってもらえる良い機会になると思いますよ✨

 

歯科・小児科相談会
日本人会主催 歯科・小児科相談会並びに講演会開催のお知らせ 2月9日(金)~2月11日(日) – タイ国日本人会
チラシ

場所は皆さんご存知のサミティヴェート病院スクンビットです。